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執筆者の写真Amane Kunii

「色の感情効果」その1

更新日:2021年9月8日

快適な空間づくりの一つとして、 バランス・調和・統一と変化など、さまざまな特徴を理解し配色することが大切です。


色には3属性という性質があり


色相・・・赤・青・黄などの色合いや色味のこと

明度・・・色の明るさのこと(最も明るい色は白、最も暗い色は黒)

彩度・・・色の鮮やかさの度合い(彩度の高い色を純色、彩度の低い色を鈍色)


彩度や明度の違いによって、同じ色味であっても色の出方や感じ方は違ってきます。


この様に、一言に「色」といっても、いろいろな法則があり、またその配色や見え方によって、色が人に与える影響は測り知れなく大きいものなのです。

そして、色が感情にもたらす影響も大きいと考えられていて、暖色系と寒色系の体感温度(心理的な温度差)は、約3℃もあるとも言われています。


青や青緑などは冷たい感じを受けさせる【寒色系】(灰色や黒も寒色系に属します)


【寒色系の特徴】

引っ込んで見えるので後退色

縮んで見えるので収縮色

落ち着かせる効果があるので沈静色



赤やオレンジなどは温かいものを連想させる【暖色系】


【暖色系の特徴】   

出っ張って見えるので進出色

面積が大きく見えるので膨張色

気持ちを高ぶらせるので興奮色



また、暖色には食欲を増進させる効果があり、反対に寒色には食欲を減退させる効果があり、飲食店の内装やダイエット食品などのパッケージの色味にもうまく利用されています。

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